東京都在住の近藤さんは、住宅ローンを使って、欧風のクラシックホテルのような注文住宅を建てました。デザイン・機能ともに満足しているそうです。
オーナーさんデータ
東京都 近藤さんご一家(仮名)
- 家族構成:
- 夫(42歳・会社員)、妻・朋子さん(31歳・公務員)、子1人
- 購入時の世帯年収:
- 750~850万円
- 購入した物件:
- ポラス・HaScasa「fino」(2階・5LDK)
- 購入価格:
- 3,800万円
- 自己資金:
- 300万円
- 延床面積:
- 145m2
- 利用ローン:
- 埼玉りそな銀行「住宅ローン」
- 金利タイプ:
- 変動金利型
- 金利:
- 0.675%(2014年12月実行)
- ローン借入金額:
- 3,500万円
- 借入期間:
- 35年
- 毎月の返済額:
- 94,587円
- 近藤さんご夫妻がマイホームを建てようと考えたのは、2014年のことでした。
- 朋子
- 2013年に結婚し、将来の住居について考えるようになりました。それまで賃貸アパート暮らしでしたが、私の父から土地を借りれば、建物を建てても月々のローン返済額が賃貸アパートの家賃とほぼ同額で済むことが分かり、マイホームを建てることがぐっと現実味を帯びてきました。そこで、さっそく住宅展示場へ見学に行きました。
- いくつかのビルダーを比較検討し、選んだのはポラスの「HaScasa」ブランドで南欧風の雰囲気が漂う「Fino」という注文住宅でした。
- 朋子
- 人生で一度きりの家の購入。「もっとこうしておけば」と後悔しないよう思いっきりこだわろうと考えました。目指したのは、洋風のクラシックホテルのような雰囲気を持つ、色彩豊かな空間でした。そんなイメージを実現できそうだったのが、ポラスの「Fino」。自分たちのイメージを理解し、さらに良いものにしてくれようとしていた設計士さんにも好感を持ち、この会社にお願いしようと決めました。
- どんな部屋にしたいか、本などで資料を集めて自分のイメージを明確にしていき、資料を貼ったりイラストなどを描いたりして、イメージをまとめたノートを作成。一部屋一部屋テーマカラーを決めて、設計士さんに伝えました。
- 行動を開始してから約1年後、近藤さんご夫妻の理想を詰め込んだ住宅が無事完成しました。
- 朋子
- 老後を考え、1階で全て生活できるような間取りに。1階に、リビングやキッチン、主寝室、バス・トイレなどを集中させました。一方、子供部屋や趣味の部屋などは2階にしました。
- それぞれの部屋には、やりたいことを可能な限り詰め込みました。キッチンはアンティークなバーカウンターをイメージし、ダイニングはレストランの個室の雰囲気を再現。私が趣味で絵を描くためのアトリエは、サーモンピンク一色のかわいい雰囲気にしました。
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天井が高く開放感のあるリビング。ヨーロッパのギャラリー風のカフェで過ごしているかのよう
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アンティークなバーカウンターを思わせるキッチン。ステンドグラスのみ施主支給
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奥の赤い壁のスペースはダイニング。ボックスシートはすべて造作家具というこだわりぶり
- 新居に引っ越してから1年半、すべてにおいて満足しているそうです。
- 朋子
- 吹き抜けのリビングでのんびりするのが至福のひとときです。室内の雰囲気はもちろん良いのですが、機能面でも非常に快適。気密性・断熱性が高いので、夏涼しく、冬温かく、防音に優れているのもいい。家を建てた後に子供が生まれたのですが、夜泣きをしても、ご近所を気にすることなく対応でき、ありがたさを感じています。また、大好きな家を美しく保ちたいという思いから、以前より掃除や整理整頓をするようになりました(笑)。
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スキップフロアは洞窟のようなつくりに
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朋子さんの趣味を詰め込んだサーモンピンクのアトリエ。実はテーブルはDIY
- ローン借入額は3,500万円。埼玉りそな銀行の住宅ローンを選びました。
- 朋子
- 埼玉りそな銀行を選んだのは、当時変動金利が0.675%と非常に低く、ビルダーの営業の方に勧められたから。日銀の金融政策の影響で、住宅ローンが空前の低金利になっているとは聞いていましたが、実際にローンを借りてみると、その恩恵を心から実感できますね。
- 最後に、注文住宅を建てることを検討している人へのメッセージを伺いました。
- 朋子
- まずは、自分の建てたい家のイメージに近いものをネットや書籍などで探して集めると、考えがまとまってくるように思います。欲しい部屋や自分の好きなテイストが決まってくると、設計士さんとの話もスムーズに進みます。また、家を建てた方のブログで、良かった点、後悔している点などを読んだのも、大変勉強になりました。建てたばかりの方よりも、1年以上住んだ方のほうが参考になると思います。
ライターからのコメント。
日銀の金融政策の影響で金利引下げが続いた住宅ローンの長期固定金利ですが、2017年に入り上昇基調に転じています。一方で変動金利は引き続き低水準を維持していますので、住宅購入を計画されている方は金利水準や日銀の金融政策の動向など、こまめにチェックしてみるといいでしょう。
参考リンク
今回ご協力いただいた近藤さん(仮名)のブログ「グレースなお家を目指して」のURLは、http://ameblo.jp/adgjmptw-0f51/
文/杉山直隆、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン